18日に供給開始された新温泉を祝おうと22日、岩室温泉=新潟市西蒲区=で「新温泉でたでた祭り」として仮装行列や新温泉配湯式、記念式典などが行われた。
旧源泉の老朽化に伴って新潟市は2013年から岩室温泉4号源泉の工事を行ってきた。新源泉は旧源泉と同様に地元の旅館やホテルをはじめ、病院や老人福祉施設にも供給している。
事業費は約1億8,000万円、湧出量は毎分235リットル。泉質は硫黄泉、リウマチなどに効能があるという。岩室温泉は昨年が開湯300年。次なる開湯400年を目指して新温泉でもてなそうと、岩室温泉開湯300年祭実行委員会の主催で新温泉でたでた祭りを行った。
小鍛冶屋角の岩室交差点を中心に通行止めにしてメーン会場を設営。絶好の好天の下、午前10時に新潟市岩室観光施設「いわむろや」から仮装行列が出発。「新温泉でたでた祭り」とある大きな横断幕を先頭に町内や子ども会で100人余りで行列をつくり、温泉街を練り歩いた。
子どもは浴衣やはっぴ、おとなはかみしもや侍のような仮装で、新温泉の湯を積んだという設定で台車に載せたたるも引いた。途中で岩室甚句や岩室音頭の踊りも披露し、にぎやかに新温泉を祝った。