燕市の「燕子ども応援・おひさまプロジェクト」で、市内小中学校へのソーラーパネル設置が完了したことから23日、市役所で写真パネル贈呈式を行い、燕市は学校のソーラーパネルで発電事業を行っている民間3社からそれぞれ売電収入の20%に当たる合わせて約100万円を賃料として受け取った。
2013年から行っているプロジェクトで、ソーラーパネルを設置してくれる屋根貸し事業者と、そのソーラーパネルを使って発電事業を行う発電事業者を燕市がマッチング。発電事業者は売電収入の5%を賃料として屋根貸し事業者に支払い、さらに屋根貸し事業者はその賃料収入から20%以上を「燕子ども夢基金」へ寄付する。
「燕子ども夢基金」は、燕市が英語教育を推進する「Jack & Betty プロジェクト」の子どもたちを親善大使として海外に派遣する費用に充てている。
屋根貸し事業者は民間5社と小中学校11校。民間を先に設置し、それから小中学校に設置した。民間5社はプロジェクトをスタートした年にすべて設置を完了し、それら5社で発電事業を行う3社が合同で竣工セレモニーを行っている。
小中学校のソーラーパネル設置が11校すべてで完了したことから、学校のソーラーパネルで発電事業を行っている3社だけを対象にこの日の贈呈式となった。学校では賃料収入を受けるのが市なので、そのまま市の収入になる。これまでの賃料収入は、発電事業を6校で行う藤井商店が44万5千円、3校で行うエヌエスアイが27万6千円、2校で行うトラッドシステムが26万8千円となり、合計98万9千円。
各社から鈴木力市長にそれぞれ賃料を手渡すとともに、燕市からは、各社が発電事業を行っている学校を航空撮影した写真パネルを贈った。