3月6日の平成26年度消防功労者消防長長官定例表彰で功労章を受けた三条市消防団の長谷川作雄団長(67)=三条市鶴田3=と、永年勤続功労章を受けた長谷川仁副団長(54)=同市鹿峠=の2人が27日、三条市消防本部を訪れ、大久保修一消防長に報告した。
功労章は、消防団長の階級に10年以上在級する者などに贈られるもので、永年勤続功労賞は25年以上勤続し、その勤務成績が優秀でほかの模範となると認められる者に対して行われる表彰。
長谷川団長は、1973年12月に三条市消防団に入団してから41年になる。井栗分団に所属。班長、部長、副団長、分団長を経て、01年年1月1日から副団長。市町村合併から新三条市の三条市三条消防団として05年5月1日に副団長に就き、08年4月1日から団長。10年12月1日の消防団統合によって誕生した「三条市消防団」の初代団長を務め、現在に至る。
長谷川団長は、3月6日に東京都で開かれた表彰式に出席し、表章を受けた。10年前の7.13水害の翌年05年3月に永年勤続功労章を受けており、そのときは災害時の在り方などを考えていたが、今回は集大成と思っており、職団員など皆さんのおかげと感謝。さらにこれからは消防団活動をさらに市民に認識してもらいたいと考えている。
三条、栄、下田の3つが1つになったが、風土はそれぞれ違う。徐々に浸透していっているが、もう少し調整を図り、1市1団を確立したいと、決意を新たに話した。
消防団歴29年の長谷川副団長は、86年4月下田村消防団に入団。副団長や分団長を務め、05年5月より三条市下田消防団分団長。10年12月1日より三条市消防団分団長に就き、11年4月1日から副団長に就いた。
長谷川副団長は、この日、県庁で行われた伝達式で伝達を受けた。「各団員はじめ、諸先輩の指導、家族の協力など皆さんの協力があっての受章でありうれしい」と話した。