27日、燕三条地場産業振興センターで第9回全国都市改善改革実践事例発表会「越後三条カイゼン工房」が開かれ、全国39の自治体が実践事例を発表し、700人が参加した。
毎年、全国で会場を変えて開かれており、三条市での開催は今回が初めて。福岡県福岡市で開かれた前回、三条市は期限付き任用職員制度の導入を発表し、参加者による人気投票で最多得票を得ている。
各自治体は5分間の持ち時間でプレゼンテーションソフトなどを使って発表し、それぞれ審査委員が講評。ご当地のゆるキャラの出演や寸劇仕立てもあって、それぞれが現場で考え抜いて実践した成果を子どもでも理解できるくらいわかりやすく表現し、楽しみながら学べる場だった。
三条市は「思い込みの壁をぶっ壊せ!〜『防災』終わりなき挑戦〜」のタイトルで災害に強いまちづくりを進めるため、思い込みを打ち壊し、果敢に挑戦したことを発表した。
隣りの燕市は「太陽の恵みを受けて世界へ羽ばたくつばめっ子」のタイトルで再生可能エネルギーの普及と小中学生の海外派遣事業の2つの命題をひとつの事業スキームに構築した事例をステージでの演者3人をはじめ5人の発表者の見事なコンビネーションで、ぴったり5分で発表して大きな拍手を受けていた。
一方で三条市は、三条市のPRパンフレットの配布はもちろんPR動画の上映、スプーンプレゼント、三条商業高校書道パフォーマンス、ミニ三条マルシェ開催などで積極的に三条市をPRした。