華道家でタレントの假屋崎省吾さんとショパンの演奏で知られるピアニスト横山幸雄さんによる音楽公演「ピアノと花の華麗なる世界〜美を極めた2人のアーティストの奇跡の響演」が29日、三条市中央公民館で開かれ、500人近くが来場してピアノと花のコラボレーションにうっとりした。
假屋崎さんは假屋崎省吾花・ブーケ教室主宰し、テレビでもおなじみ。横山さんはショパンの演奏では国内のピアニストの第一人者で、20年近く前にも三条市で演奏したことがある。
全国でふたりの響演を行っており、第一部は横山さんによる独奏。第二部は假屋崎さんの独奏に始まり、横山さんとふたりで連弾・さらに2曲を横山さんの演奏にあわせて假屋崎さんがその場で花を生けるコラボレーションも披露した。
ステージ中央にピアノを置き、向かって右にあらかじめ假屋崎さんがヒガンザクラ、オリエンタルユリ、モンステラを生けた大きな作品を飾った。横山さんの演奏にあわせたコラボでは、今度は左にレンギョウ、チューリップ、モンステラを使った作品を生け、さらにピアノの前をチューリップを中心にした作品で飾り、タイトル通り“華麗”というほかない世界に来場者はうっとりだった。
假屋崎さんは子どものころ4年間、ピアノを習ったことがあり、“五十の手習い”で再びピアノを始めたことを話し、新潟のチューリップのすばらしさや、三条市のはさみメーカー、株式会社坂源とコラボした「假屋崎省吾オリジナル花鋏」を絶賛し、トークでも来場者を楽しませた。
そのオリジナル花鋏をはじめとした假屋崎さんのグッズの販売コーナーでは、気さくにサインや記念写真に応じ、ここでも假屋崎さんの色に染めていた。公演が終わると、来場者の多くがステージ前に集まってあらためて假屋崎さんの作品を鑑賞し、スマホでカメラ撮影していた。