4月11日に弥彦温泉で行われる「第29回弥彦湯かけまつり」を前に3月30日、ことしもJR弥彦駅前に湯かけまつりで使われる湯曳き車の設置が行われた。
弥彦の春の観光シーズン幕開きを告げるまつり。湯神社(石薬師)から神湯をいただき、その湯を人々に青笹ではらいかけながら幅2メートル、長さ4メートルの山車に神湯を満たしたたるを載せた湯曳き車とともに町内を練り歩く。
そのPR、気分を盛り上げようと毎年、まつりの2週間ほど前から弥彦駅前に湯曳き車を設置して湯かけまつりが近いことを村民や観光客に知らせている。
30日は午後1時半から弥彦神社氏子青年会や弥彦神社、弥彦観光協会、弥彦村から合わせて十数人が参加して設置作業。弥彦神社の祭器具庫に格納してあった湯曳き車を駅前に移動し、湯曳き車の上に青笹を立て、周囲にしめ縄を張るなどした。
ことしは弥彦神社御遷座百年の記念すべき年。毎年400人ほどで湯曳き車の綱を引いているが、氏子青年会の羽生雅克会長は「どなたが参加してもいいまつり。節目の年なので大勢に参加いただきたい」と話している。ことしもサクラも湯かけまつりにあわせて見ごろを迎えそうだ。