三条市が退職者辞令交付式で職員61人に退職辞令を交付 (2015.3.31)

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三条市は31日午前9時から市役所で、平成26年度退職者辞令交付式を行い、同日付で退職する定年退職46人と普通退職6人、割愛など3人を含む職員61人に辞令を交付した。

三条市の平成26年度退職者辞令交付式
三条市の平成26年度退職者辞令交付式

国定勇人市長が辞令書を読み上げ、一人ひとりに「長い間お世話になりました」と言葉を添えながら頭を下げて手渡し、続けて花束を贈った。辞令書を受け取った職員はおじぎをしてから振り返り、列席した職員に向かって「長い間お世話になりました。ありがとうございました」とあいさつをした。

ときどき目を潤ませるようにしていた国定市長はあいさつで、「これまで三条市政の発展のためにご貢献をいただきまして、誠にありがとうございました」と職員、市民を代表してと感謝の気持ちを伝えた。

国定市長のあいさつ
国定市長のあいさつ

さらに、新たな門出の日でもあり、これから先、さまざまな分野にさらに道を進んでいかなくてはならないとし、「どうかわたしたち後進が、三条市政発展のため皆様方の思いを引き継いでしっかりと取り組んでいくつもりでございますので、引き続き、新たな道に進んだあとも叱咤激励をちょうだいできれば」と願い、それぞれの門出を祝った。

花束を受けた退職職員
花束を受けた退職職員

退職者を代表して池浦倫之教育委員会教育部長が謝辞を述べた。「わたしたちは数年前から、きょうこの日を、この場で、健康で無事、迎えられることを心のよりどころにしながら職務に励んでまいったわけでございます」とし、「理事者、先輩のご指導、何よりもまわりのスタッフに支えられてこの日を迎えられ、本当に感激している」と話した。

退職者を代表して池浦教育委員会教育部長が謝辞
退職者を代表して池浦教育委員会教育部長が謝辞

さらに、池浦部長は昭和52年4月1日採用から38年が過ぎ、三条市で初めてコンピューター導入する業務に携わったこと、自宅が被災する中で復旧活動にあたった7.13水害、市町村合併、いろいろな思い出が脳裏をよぎると言い、「何よりもいちばん心に残っているのは、小中一貫教育の導入、一体校建設事業だった」と思い出を振り返った。

8年前に教育委員会に出向を命ぜられたときは、小中一貫教育は影も形もなかったが、この5、6年で、今や三条市の義務教育の柱となるまで進展している。市長のリーダーシップはもとより、学校現場の教職員、保護者、地域の人たちが三条市の子どもたちのためにと強い願いがあったからこそだと思っており、「小中一貫教育は、国の義務教育の大きなスタンダードのひとつになろうとしており、このことは非常に感慨深く、今までの労苦が報われた思い」。

会場を出る退職者
会場を出る退職者

最後に、三条市のますますの発展を心から祈念すると述べ、「長い間、たいへんお世話になりました。ありがとうございました」と締めくくると、拍手が起こった。

退職者は集まったまった職員の盛大な拍手に送られて退場し、各課へのあいさつや記念撮影のあと、理事者や関係部長らとの会食をして退庁した。


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