新年度スタートの1日、三条市は午前8時半から市役所三条庁舎で新採用職員辞令交付式を行い、新採用の15人に辞令を交付した。
今年度の新規採用職員は、一般事務職8人、保育所関係3人、消防職4人の計15人。市長、副市長、教育長と部長職が列席。緊張した雰囲気の中、順番に名前を呼ばれて前に進み、国定市長が一人ひとりに辞令書を読み上げて手渡した。
新採用者を代表し、商工課に配属の今井智之さん(43)=五泉市=が服務の宣誓を読み上げ、これから始まる三条市職員としての新たなスタートに気を引き締めた。
今井さんは、三条市職員となるのは2度目で、最初は7.13水害の翌平成18年(2006)4月に、経済産業省大臣官房秘書課管理三係長から三条市の商工課参事として派遣され、3年間、勤務した。
2009年に商工観光課長から経済産業省に戻った。今回、実家の事情で新潟に移ることになり、この3月で経産省を退職、社会人採用試験を受けて合格した三条市の職員となった。
国定市長はあいさつで、「迷った時や悩んだとき、少し怠けたいなと思う自分がきた時には、三条市の職員である前に公務員だということ、公務員だという前に社会人だということをいつもいつも心の片隅に大事にとっておいてください」と話し、歓迎した。