燕市吉田大保町、フード&バー「noanoa(ノアノア)」(石橋勝行店主)で5日、打楽器によるワールドミュージックとクリスタルボウルのライブが行われた。
同店に常連客など10人ほどが来場した。ワールドミュージックは南魚沼市などのメンバーでつくる「ブラッドカルチャー」。メンバーは最多で16人ほどになるが、この日は4人編成でインドや中東のタブラ、西アフリカ医の2つの木の実をひもでつないで手に持って演奏するアサラト、オーストラリアの先住民の金管楽器ディジュリドゥなどを演奏した。
「ブラッドカルチャー」の代表、南魚沼市塩沢地域の桑原孝雄さん(50)が持参した楽器の名前やたたき方、タブラの音を口で歌うように表現する“ボル”などを紹介しながら演奏。7拍子や9拍子の曲も披露、プリミティブな南魚沼市に伝わる民謡踊り「八海よいやさ」も演奏し、客も一緒になって盛り上がった。
アサラトはジャグリングのような演奏スタイルに魅了された。用意したアサラトでそれまで見学していた人たちも一緒にアサラトの練習に熱中。30分のライブの予定は結局2時間半にも及んだ。
さらに見附市の本村元子さんは、クリスタルボウルを演奏した。水晶を溶かして文字通りボウルのような形に成形した乳白色の楽器。優しくたたくと透き通った長い音を響かせ、マレットで胴を摩擦すると音を響かせ続けることができる。
超古代文明アトランティスに由来するとも言われ、ヒーリングなどにも使われる心地良い響きをたん能。「ブラッドカルチャー」との初めての共演もぶっつけ本番ながら見事なコンビネーションを聴かせた。