ともに1960年に燕市燕地区で創立した2つの社会奉仕団体、燕ライオンズクラブ(真野一郎会長・56人)と燕ロータリークラブ(遠藤重治会長・31人)は1日、燕三条ワシントンホテルで初めての合同例会「55周年記念合同例会」を開いた。
両クラブは生まれ育ちが似た環境でありながら、これまでまったく接点がなかった。創立55周年を節目に燕ライオンズから燕ロータリーに一緒に例会をやってみないかと声をかけ、初めて実現したもので、全国的にも合同例会は珍しい。
両クラブから55人が参加。両団体が順に例会を開き、互いのクラブの例会を見学。開式を告げるのにライオンズはゴングを打ち、ロータリーは点鐘(てんしょう)。それぞれの歌を歌った。燕ロータリーの握手タイムでは、燕ライオンズのメンバーも一緒になって互いに握手を交わした。
燕ライオンズの真野会長は「同じ燕市で奉仕活動という同じ志をもつ団体が一堂に会する歴史的なことが実現でき、喜びにたえない」、燕ロータリーの遠藤会長は、「同じようなことをやっているのに燕ライオンズクラブは近くで遠い存在だったが、これから近くて近い存在になる」と話した。
燕ライオンズの高橋甚一元燕市長は、乾杯の前のあいさつで両クラブが発足したときに記念事業で燕障害者福祉基金を創設したことを紹介、「意義ある合同例会だと思う。今までこういう例会がなかったのかと悔やんでる」と話し、燕ライオンズの流儀で「We serve!」で乾杯した。