燕市内の電気工事業者7社でつくるボランティアグループ「燕を愛するライトアップ倶楽部」(横山三郎会長)は、10日から26日までことしも燕消防署前の中ノ口川左岸のサクラのライトアップをするため7日、投光器を設置して準備した。
午前8時半から7社の12人で作業した。雨が降る花冷えのなか、消防署前の土手に並ぶサクラの木の下に投光器を設置し、電気を引く配線工事を手際よく進めた。
このライトアップは、1992年ころから4年間、個人でライトアップを行った人がいたのが始まり。数年後に継続を求める市民の声に応えて98年に同グループが引き継ぎ、東日本大震災の年を除いて毎年行い、燕の春の風物詩として定着。市内外から見物客が訪れ、燕のサクラの名所になっている。
作業した日は、木によっては一分から二分咲き。花のつきは良く、巨木の枝にはたくさんのつぼみがつき、離れて見ると木全体が赤っぽくなり、少し気温が上がれば一気に開花が進みそう。また、アオサギがサクラの木の上に複数の巣を作り、人が近づくと警戒するようすはこれまでにない景色で、今まで巣を作っていた文化会館前の中洲の木を伐採したからではないかと話していた。
ライトアップは、10日から26日までで、毎日午後6時から午後11時まで。燕を愛するライトアップ倶楽部のメンバーは次の通り。
【燕を愛するライトアップ倶楽部】▲会長=横山電気(花園町))▲西澤電気(新生町)▲峰島電気工事店(蔵関)▲田辺電気工事店(西燕)▲松弘電業(水道町4)▲みつでん(新生町)▲事務局長=(有)河内電業舎(新生町2)