燕市は住宅取得を支援する定住促進事業をリニューアルし、これまでの「定住促進・まちなか支援事業」に代えて新たに「移住家族支援事業」と「定住家族支援事業」をスタートした。
燕市に住むために住宅を取得する子育て世代などを対象に住宅取得にかかる費用の一分を補助する事業で、これまでの制度より対象者の年齢、建築場所などの条件を緩和した。
具体的には補助限度額は移住家族支援で100万円、定住家族支援で50万円はこれまで通り。申請者の年齢をこれまでの満40歳未満から満50歳未満に引き上げた。
移住者、多子世帯、市内建築業者への発注には加算があったが、新制度では入籍後3年以内の新婚世帯を追加して拡大。さらに取得住宅の所在地を移住家族支援はこれまでの都市計画用途地域から市内全域に、定住家族支援は人口集中地区「DID」から「DID」を含む都市計画用途地域に拡大した。
これまでの「定住促進・まちなか支援事業」では、24年度から26年度までの実質2年半で119件の申請があり、うち市内へ転入が63世帯の206人、市内での移住が56世帯の195人だった。
新制度 | 旧制度 | ||
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事業者 | 移住家族支援事業 (予算3,000万円) |
定住家族支援事業 (予算1,600万円) |
平成26年度までの 定住促進・まちなか支援事業 |
対象者 | 移住者(平成27年4月1日以降の転入者) | 定住者(平成27年3月31日以前からの市民) | 移住者・定住者 |
申請者 の年齢 |
満50歳未満 | 満40歳未満 | |
補助 限度額 |
100万円 | 50万円 | 移住者100万円 定住者50万円 |
基本額 | 補助対象額×8% 限度額80万円 |
補助対象額×3% 限度額30万円 |
補助対象額×3%限度額30万円 |
加算 対象 |
(1)多子世帯(15歳以下の子ども3人以上と同居) (2)新婚世帯(入籍後3年以内) (1)か(2)に該当で補助対象額×1% 限度額10万円 |
(1)移住者 (2)多子世帯 (3)市内建築業者に発注 (1)補助対象額×5% 限度額50万円 (2)、(3)補助対象額×1% 限度額各10万円 |
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住宅 取得の 所在地 |
市内全域 | 都市計画用途地域(人口集中地区「DID」を含む) | 転入者:都市計画用途地域 定住者:人口集中地区「 DID」 |
その他 の条件 |
・新たに住宅を取得し、その住宅に2人以上で居住 ・住宅取得に際し金融機関等との借入契約(償還期間10年以上)を締結 |