国定勇人三条市長は10日午前9時から市役所で記者会見を行い、三条ものづくり学校のオープン、「地域おこし協力隊」隊員募集、合併10周年記念式典開催など8項目を発表した。
合併から10年についての質問に対して国定市長は、合併から最初の5年間は合併前の3市町村の名前が残り、その壁がなかなか取り払えなかったが、後半5年間は旧市町村のらしさを保ちつつ、本当の意味で三条市民という印象にスムーズに移行しているとした。
「新しく三条になったという基盤あるから、初めてあらためてそれぞれの地域特性に着目して、いろんな物事を展開していきましょうという一巡が全部終わって、またさらに次のステップに入ったというのが率直な印象」、「いい10年間の過ごし方ができた」と評価した。
また、昨年12月にスタートした学校給食の牛乳停止の試行を3月末で終わったが、児童から牛乳の復活を望む声があることについての質問には、三条市教育委員会が決めることとしたうえで「子どもたちの声を直接、聞くっていうことにはたぶんならない」、給食は教育活動の一環であり「子どもたちが算数が嫌いだから算数を教えないのかっていうのとまったく同じ議論」とした。
また、三条市は完全米飯給食であり、外食でご飯の定食に牛乳を出すところはなく、「普通のことを普通にやると、どうしてこうやって皆さんが矢継ぎ早に質問を繰り返すのか、意味が分からないというのが率直なところ」とこれまで通りの考えを示した。発表項目は次の通り。