燕市分水地区にある分水駅のサクラ並木のライトアップが10日に始まり、翌11日は駅前広場に分水商工会青年部による観光案内所「桜茶屋」が設置され、19日に分水地区で行われる第73回分水おいらん道中に向けてムードが高まっている。
分水駅は改札と反対のホームの後ろに長さ200メートルに渡ってずらりとサクラの木が並ぶ。11日にはすでに満開目前。どのサクラも枝を大きく広げた巨木で、ことしも見事な花を咲かせている。
ライトアップは午後6時から10時まで行われ、十数基の投光器で下からサクラの花を照らす。淡いピンクの花は夜のなかに自ら光りを放っているように輝き、息をのむような美しさだ。
駅前広場にもイルミネーションを設置してあり、11日は日中は雨降りだったが、夜になるとひっきりなしに見物客が訪れて家族でサクラをバックに記念写真を撮ったり、鉄道や写真の愛好者がサクラと列車を一緒に画面に入れた写真を撮ったりしている。
電車「きらきらうえつ」に乗って分水駅の夜桜を楽しむJR分水夜桜号が15、16日と22、23日の4日間、運行される。いずれも行きは新潟駅発午後6時10分、分水駅着7時34分、帰りは分水駅発8時10分、新潟駅着9時30分。