12日投開票の新潟県議会議員一般選挙の当選証書付与式が翌13日各選挙区で行われ、三条市選挙区では、当選した佐藤卓之氏(50)=自・現=と藤田博史氏(45)=民・新=の2人に当選証書が付与された。
三条市選挙管理委員会から午後2時9分に県の選挙管理委員会に電話で当選者の報告をした後に市役所で開式。高野賢司三条市選挙管理委員長が得票順で佐藤氏、藤田氏のそれぞれに長津光三郎新潟県選挙管理委員会委員長名の当選証書を読み上げて手渡した。式が終わると佐藤氏から「よろしくお願いします」と藤田氏に手を差し出し、ふたりで笑顔で握手を交わした。
3回目の当選証書の交付を受けた佐藤氏は、「身の引き締まる思い」と、選挙戦でかすれた声で話した。災害復旧事業、水害対策、基幹病院の早い開設への働きかけ、地場産業の活性化、農業支援など「やるべきことはたくさんある。県会議員としてやるべき仕事を精いっぱいやっていきたい」と話した。
3期連続トップ当選を果たした今回の得票については、「選挙戦が始まってから非常に厳しい認識のもとで、何としても当選したいという思いで戦ってきました」、「多くの支援者に感謝しています」。
さらに、3期目の今回はいちばん厳しい選挙戦とし、「1期目、2期目は攻めの選挙の構図だったと思うが、今回は大きな組織を相手にして、ものすごくプレッシャーを感じる厳しい選挙だった」。また、そういう構図になった原因は自分自身にもあると述べ、支持者にも不安な思いをさせてしまったとも話した。
藤田氏は、「県議会議員として皆さまの負託を受けた重さを感じております」。得票には「たくさんの市民のかたからわたしの政策をご理解いただけたと思っている」。選挙戦は、「現職の壁の厚さを感じ、結果が出るまで大変、不安だった」と本音を話し、当選が決まり、「支援してくださった方々にようやく顔向けができるとの思い」と明かした。
県議として「今、主役は市町村だと訴えてきた。しっかりと市民の声を聴く。市民の代表である市議会、行政の代表である市長の方策、方針をしっかりと把握して、しっかりと県政に伝えていく、その役割を担いたい」と述べた。