株式会社明間印刷所(明間隆三社長・三条市月岡1)は、21日に直江津ー小木航路で高速カーフェリー「あかね」が就航するのを記念して県の鳥のトキをモチーフにしたペーパークラフトの土産品「朱鷺シリーズ」をこのほど発表した。
主力は、翼を大きく広げて飛ぶトキをかたどったペーパークラフトを箱に納めたようなもの。ペーパークラフトは色の異なる背景からストローを使って先に取り付けてあり、立体的に浮き出して見える。
小売価格で1羽入り300円と2羽入り330円があり、1羽入りは縦横65ミリの正面から見ると正方形で奥行きは55ミリ。さらにこれらを3個、4個とまとめて納める箱も50円ていどで販売し、自由に好きな組み合わせを楽しめる。
ペーパークラフトはパール系のきらきらした合紙に印刷してから切ったもの。型抜きではなくレーザーで切っているので、高価な型を用意する必要がなく、データを変更すれば簡単に形状を変えられ、良く見ると微妙に形の違ういろんなトキがいることがわかる。
同社は2011年にトキをモチーフにした畳1枚分の大きさの大きなペーパークラフトアートパネルを三条市に寄付している。今回は「あかね」の就航から「朱鷺シリーズ」の開発を思いつき、フェリーを運航する佐渡汽船に営業し、打ち合わせを繰り返して完成させた。「あかね」が就航する21日から「あかね」の船内で販売するほか、燕三条地場産業振興センターでも販売予定だ。
さらに「朱鷺シリーズ」として地元企業と連携してトキの印刷などを施した爪切りの3本セット(3,000円)とクラリーノのポーチの大小セット(2,000円)も開発している。明間社長は「提案があれば地元の企業と積極的にコラボしたい。そうすれば三条ものをどんどん外へ発信していくことができる」と話している。