ダイハツ工業の軽自動車の二人乗りオープンスポーツカー「コペン」に三条市内のメーカーが製造する炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の外装パーツなどを供給するプロジェクト「LOVE SANJO」から生まれたコペンのカーゴトレーラーが、17日行われた三条ものづくり学校の竣工式で展示され、初めて地元三条市でお披露目された。
三条市と三条商工会議所、三条工業会、市内企業が一丸となってダイハツと連携したプロジェクトで、昨年9月にプロジェクトの共同発表会が開かれた。カーゴトレーラーはその成果物で、株式会社外山製作所、シマト工業株式会社、板垣金属株式会社が製作。コペンでけん引する約600リットルの大容量のカーゴトレーラーだ。
ことし1月に幕張メッセで開かれた東京オートサロンで初公開されたが、今回は三条ものづくり学校の竣工式にあわせて三条市へ移送。正面玄関を入ったロビーに展示して初めて三条市で見てもらっている。
竣工式で関係者の関心は高く、実物を目の当たりにして「思ったよりかっこいい」、まだ試作段階だが「価格設定にもよるが結構、売れるのでは」などとポジティブに評価する声が多かった。