第49回雪椿まつり大園遊会が18日、加茂市・市民体育館で開かれ、メーン行事のミス雪椿公開審査の結果、ミス雪椿クイーンに樋浦こころさん(18)=新潟市・専門学校生=、ミス雪椿に大塚英恵さん(23)=加茂市・保育士=と車谷唯さん(21)=田上町・団体職員=の3人が決まった。
会場は屋外ステージの予定だったが、前日の雨や低温が予想されたことから2日前に雨天用の市民体育館に変更。晴れたが風の強い一日で、屋内の体育館に来場した人たちは用意されたござに座ってゆっくりと行事を楽しんだ。
公開審査会は午前中に行われ、振袖を着たミス候補10人がステージに並び、特別審査員の票と一般入場者の投票で審査。午後2時ころからの結果発表で、ミス雪椿クイーン1人とミス雪椿2人の名前が呼ばれると、「おめでとう!」のかけ声や大きな拍手が起こった。
ステージ上のインタビューで、ミス雪椿クイーンの樋浦さんは、「加茂のいいところをたくさん伝えていけるように、心を込めてPRしていきたいと思っています。よろしくお願いします」。
ミス雪椿の車谷さんは、「加茂市の伝統芸能文化を目いっぱい外にアピールしていきたい」。地元加茂で保育士をしている大塚さんは、「きょう私に票を入れてくださった皆さまや子どもたちに恥じないよう、素敵なPRしていけるよう、勉強していきたいと思います」と抱負を述べた。
ミス雪椿の3人は1年間、加茂市の親善大使として市内外のイベントに参加する。審査会のあとは、初仕事として市中パレードで自衛隊のジープに乗ってお披露目し、29日の市民茶会にも参加する。
また、大園遊会は例年、日曜開催だが、統一地方選挙の行われる4年に一度は曜日を変更しており、ことしは市長選挙、市議会議員選挙が翌19日が告示日なので前日の土曜開催。
ことしも加茂市と友好都市の東京都大島町から一行33人(団長・石川龍治教育長)が来場して交歓行事を行い、一昨年2013年の台風による土石流災害から「本格的な復興に動き出した」と支援に感謝の言葉を述べた。大島町も同じく選挙の関係で町長と町議会議員の参加はできなかったようだ。