燕製品を2割引きで購入できる「ふるさと割」スタート (2015.4.22)

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燕市は地方創生関連の国の交付金を活用して対象店で燕製品を2割引きの「ふるさと割」で買える燕製品販売促進事業「We Love つばめ」を21日、スタートした。

21日、ストックバスターズで始まった「ふるさと割」
21日、ストックバスターズで始まった「ふるさと割」

21日から12月30日まで燕三条アウトレット「ストックバスターズ」=燕市物流センター2=、25日から12月30日まで地場産品の物産館「キタロー」=燕市井土巻5=、5月1日から12月25日まで燕三条地場産業振興センター=三条市上須頃1=と燕三条駅観光物産センター「燕三条Wing」の4カ所で実施するが、予算を使い切ったら予定より早く終了することがある。

各店舗で一部対象外の商品を除いて税抜き1,000円以上の燕製品を2割引きで買える。対象商品には「ふるさと割」の文字と日の丸をデザインしたようなロゴを掲示してわかりやすく表示する。

21日にこの割引きを始めたのはストックバスターズ。アウトレットなので取り扱い商品は1,000円以下が多く、燕市外の商品も多く扱うので対象商品は限られるが、約300アイテムを対象にした。数千円クラスの包丁や1万円前後の金属製グラス、エコカップや洋食器セットが主な対象商品だ。

燕製品の包丁も2割引き
燕製品の包丁も2割引き

対象商品が多く売れればその分、対象外の商品が売れなくなるとも考えられるが、売り上げへの貢献について岩佐重久店長は「効果はあると思う。せっかくの機会なのでもう少し対象商品を増やしていきたい」と言う。

燕市は国が2014度補正予算で計上した地域活性化・地域住民生活等緊急支援交付金を活用して燕製品販売促進事業を行うもので、大型連休に間に合わせた。燕市の交付金は1億1,300万円。そのうち5,000万円をこの事業の予算とし、2割引き分をそっくり交付金で補充する形で、5,000万円を使い切ったところで事業を終わる。残りの交付金はプレミアム付き商品券の発行に充てる考えだ。

この交付金は全国に配分されるが、ほとんどの自治体がプレミアム付き商品券の発行を予定しているほか、ふるさと名物や旅行券、多子世帯の支援を計画する。プレミアム付き商品券は商店街と地元消費者に向けた事業だが、燕製品販売促進事業は燕市内のメーカーの販売促進につながり、産業界に向けた燕市らしい事業となる。


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