5月10日行われる三条市の合併10周年記念式典の第二部でジャズコンサートを披露する三条市出身のジャズボーカリストでフリューゲルホルン奏者のTOKUさんが22日、国定勇人三条市長を表敬訪問した。
TOKUさんは1973年2月、三条市生まれで、日本唯一のボーカリスト&フリューゲルホーンプレーヤー。三条市立第二中学校吹奏楽部でコルネットを担当した。新潟明訓高校、東京国際大学に進学した。
大学2年の時に米国に語学留学し、ルームメイトのジャズピアニストとともにバンド活動を始め、大学卒業後、ライブハウスで歌っているところを米国のラジオ・パーソナリティーにスカウトされた。2000年1月アルバム『Everythig She Said』でデビュー。以来、国内外で活躍している。
記念式典では、燕三条地場産業振興センターで行われる第二部のアトラクションに「TOKU BAND」のリーダーとして出演。コンサートの前に、母校の第二中学校吹奏楽部と合同演奏を行う。
市役所を訪れたTOKUさんは、国定市長の歓迎の言葉に、「こちらこそ、ぼくの母校、しかも中学校、ぼくがいた吹奏楽部の生徒と、こういうふうにからむとは夢にも思っていなかった」と、低音のソフトな声で話した。
ニューヨークでのライブのこと、音楽のこと、同い年という市長と話しも弾み、20分余りにわったて懇談。最後は「市長とゆっくり飯って食ったことありましたっけ?」と言うTOKUさんに、「今度行きましょう」と電話番号を交換し、「記念式典、よろしくお願いします。楽しみにしています」と見送った。
懇談を終えたTOKUさんは、「僕が育った市のイベントに関わることは、大変ありがたく思っています。地元のみなさんの前で演奏できる機会を楽しみにしています」と話していた。