加茂市長選は新人に3,700票余りの差をつけて現職の小池清彦氏が6選 (2015.4.27)

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26日投開票が行われた加茂市長選は、現職の小池清彦氏(78)が9,976票を獲得し、6,224票だった新人の坂上時平氏(65)を3,700票余りの差をつけて制し、6選を果たした。

当選が決まってあいさつする小池氏
当選が決まってあいさつする小池氏

小池氏の陣営は、選挙戦を戦った選挙事務所から新町地内の割烹2階に事務所を移した。小池氏も開票の午後9時ころに会場入りし、80人余りの支持者とともに開票を見守った。

午後10時の中間発表は4,200票の同数との発表を受け、会場は一瞬、緊張した空気になったが、関係者から小池氏の優勢という見方が伝えられると和やかな雰囲気に戻り、午後10時半の発表で当選が確実になった。

小池氏をはじめ、金子恵美衆院議員、金谷国彦県議、駆け付けた国定勇人三条市長、選対幹部などが一列になって万歳を繰り返した。

支持者らが集まった会場
支持者らが集まった会場

小池氏は、「6期目ということで、当選させていただいて、本当にありがとうございました」と、市民や後援会の支援のおかげと礼を述べた。選挙戦となったことはありがたいことと言い、前回4年前は無投票で1日だけだったが、今回は7日間の選挙戦で、街宣や集会などで市民と心の交流をさせてもらい、大変な感動だった。その感動を出発点として市政を始め、選挙戦で生まれ変わってくるという感じと、6期目を新たな気持ちで望む。

さらに、「市民の皆さま方への限りなき共感、感謝の思いを新たにさせていただいておりますので、何としてでも市民おひとりおひとりがさらに幸せになってもらわなくてはならない。そのために一生懸命、頑張らせてもらわなくてはならないという思いでいっぱい」。

「さらに粉骨砕身、おひとりおひとりのために頑張らせていただきたい」。また、これまで20年間の市政について、「100点満点ではない」として、何か困ったことがあれば「よもやま話」や電話をしてほしいと話し、投票率が落ちている中で、1万票近い票を得ることができ、感謝していると繰り返した。

支持者から花束を受ける
支持者から花束を受ける

また、駆けつけた国定勇人三条市長を紹介し、小池市長が会長を務めている国道403号線期成同盟会の活動では、国道403号線について、これまでのように毎年5億円や10億円の予算では、基幹病院の完成までに追いつかないと言い、毎年少なくとも20億円の予算をつけてもらわなくてはならないと述べ、国定市長と一緒に「まさに異次元の奮闘をするという約束になっている」と話した。

インタビューでは、6期目という多選は行政の硬直化との批判も対立候補からあったということについて、小池氏は「多選と硬直化は関係ない」と言い、今回の立候補については、「ここで引き下がってしまったら、日本でトップクラスまで到達している加茂市政がぐちゃぐちゃになってしまって、最後に加茂市というものがなくなってしまうのでは」と心配してと話した。「多選を目指して出てきたわけではない」などと話した。


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