三条地区保護司会(阿部凉子会長・会員39人)は27日、三条ロイヤルホテルで平成27年度総会を開き、平成27年度の事業計画と予算を決めた。
会員39人のうち34人が出席。平成26年度事業と同決算(収入476万2,563円・支出462万0,358円・次年度繰越金14万2,205円)を報告通り承認、平成27年度事業計画、同予算(収支とも469万2,000円)を原案通り決めた。
事業計画は例年通りだが、1日に三条ものづくり学校に三条地区更生保護サポートセンターが開所した。更生保護サポートセンターは、法務省主導で平成20年度から整備し、25年度までに全国245カ所に設置されている。
企画調整保護司が常駐し、地域の更生保護活動の拠点として、保護司の処遇活動に対する支援や関係機関との連携による地域ネットワークの構築などを行っており、保護司をはじめ更生保護ボランティアの会合や更生保護活動に関する情報提供の場としても活用されている。
三条地区保護司会は、三条地区更生保護サポートセンターの運営主体となり、新潟保護観察所長名で会員39人のうち11人を1日に企画調整保護司に任命した。
また会員の保護司が昨年度当初は33人まで減っていたが、昨年10月に6人の新任保護司が加わり、4月に入ってからも新たに1人が加わり、その紹介も行った。
開会のあいさつで阿部会長は、保護司を拝命して39年、今年度で定年になるが、4人の会長のもとで20年間、副会長を務めたのち昨年、会長に就任したことなどを話し、「初めての経験だったが、一生懸命やらせてもらった」、「本流に沿って正しく、そのうえで時代の流れを取り入れねばと取り組んできた」と会員の協力に感謝した。総会のあと式典、懇親会を行った。