新聞配達を通じた人命救助で日報嵐北サービスと新聞配達員に三条署から感謝状 (2015.4.28)

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三条署(桜井秀昭署長)は28日、新聞配達を通じて人命救助した功労で、(株)日報嵐北サービス(白崎哲男社長・三条市東裏館1)と救助のきっかけとなった異変に気付いた同社の新聞配達員岡田仁さん(54)=三条市上保内=に感謝状を贈った。

桜井三条署長から日報嵐北サービスの新聞配達員岡田さんと同社に感謝状を贈呈
桜井三条署長から日報嵐北サービスの新聞配達員岡田さんと同社に感謝状を贈呈

午前10時に白崎社長と岡田さんの2人が三条署を訪れ、桜井署長が感謝状を読み上げて、それぞれに手渡した。

岡田さんは4月15日午前5時ころ新聞を配達中、民家の新聞受けに前々日からの新聞がたまっていたことから、いつもと様子が違いおかしいと思い会社に報告、会社から三条署に通報があった。その通報により、自宅内で倒れていた高齢女性が発見され、救助にいたった。

岡田さんは、約150件の配達を担当しており、3月末ころにも同じような状況で異変に気づいて、今回と同様に報告、通報している。

左から桜井署長、日報嵐北サービスの白崎社長、岡田さん
左から桜井署長、日報嵐北サービスの白崎社長、岡田さん

感謝状を受けた岡田さんは、「あたりまえのことをしたので、私としては表彰されることは以外で、驚いています」と恐縮。桜井署長が「岡田さんにとってはあたりまえと思われることでも、人の命を助けられた結果は本当にありがたいこと」と礼を述べ、岡田さんも「役だてたのならありがたい。人のためになってよかった」と喜んでいた。

白崎社長は、日ごろから注意しており「自然体の気持ちが役立ててよかった」と話した。以前は子どもの火遊びなどを注意できたこともあり、今回のような通報は昨年暮れから4件目。宣伝になりますがと笑い、「新聞を読んでいただいていると、こういうこともあります」、「これからも地域密着でいかなくてはならない」と気持ちを引き締めていた。

桜井署長は、「勇み足になっても通報していただき、何もなければよかったとなりますから」と感謝し、今後も遠慮せずに通報を求めた。


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