燕署は27日、燕市に住む30歳代の女性Aさんからアダルトサイトの退会手数料名目で79万円の架空請求詐欺被害の届け出を受理した。
20日、Aさんの携帯電話に男から「アダルトサイトの退会手数料として即日37万円を振りこんでください」などと電話があった。Aさんはアダルトサイトにアクセスした覚えたあったことから電話を信じ、ATMで男の指定する口座に現金37万円を振り込み入金した。
しかし22日に男から電話で今度は完全退会のため、さらに42万円の振り込み要求があった。仕事中に電話がかかったため、再び夕方に電話があり、現金42万円を振り込み入金した。男はちゃんと退会できたか確認して連絡すると言ったがその後、電話がなかった。
不審に思っていると、Aさんが利用した銀行から振り込みについて警察に相談した方がいいと連絡があって詐欺とわかり、同署に届け出た。
ことしに入ってから同署管内での特殊詐欺被害は、6件目で被害総額は約2,100万円になり、例年に比べて多いという。同署では、知らない者からの突然の電話による退会名目の費用請求は典型的な架空請求の詐欺の手口なので注意するよう呼びかけている。