燕市観光協会(山崎悦次会長)は、「昭和の日」の29日午前10時半から国上山の中腹にある燕市国上、国上寺本堂前で恒例の国上山山開きを行い、登山者など約400人が参加して入山者の安全を祈願した。
燕市観光協会の山崎会長、鈴木力燕市長のあいさつのあと国上寺の山田光哲住職が読経を行って安全を祈願。登山道の登り口前に紅白の張ったテープに鈴木市長と燕市観光協会の山崎会長、美内信孝副会長と田中公一副会長、山田住職、一般登山者の6人ではさみを入れた。
毎年、NSTが行っている国上山トレッキングと同じ日なので、麓から登ってきたトレッキング参加者が国上寺の登り口に到着する時間に山開きの時間を合わせて行ったため、山開きの参加は例年100人前後のところ、今回はトレッキング参加者の320人余りも加わり、約400人が参加する山開きとなった。中腹のビジターセンターでは、登山者などに石州流越後野村派浄親会による茶席を設けてもてなした。
鈴木市長は「きょうだけでなく国上山を訪れ、自然や植物を楽しんでほしい」あいさつした。登山シーズンの幕開きにふさわしい抜けるような青空が広がり、三条では最高気温24.2度の初夏を思わせる陽気。ここから頂上まで残り850メートルで、麓から登ってきたトレッキング参加者は汗を光らせ、シャガやヤマブキの花を楽しみながら標高313メートルの頂上を目指した。