ゴールデンウイーク最終日の6日、今シーズン初めてのフルスペックでの三条マルシェが開かれ、青空が広がる初夏の陽気にも恵まれて2万4,300人の人出でにぎわった。
歩行者天国にした三条市の目抜き通りの中央商店街と本寺小路、さらに三条別院の境内が会場。午前10時から午後3時まで開かれ、飲食27、クラフト・雑貨20、食品8、キッチンカー5、日用品・衣料品4、リラクゼーション3、PRその他9の計76の出店を数えた。
10日の「母の日」に向けて「お花見るシェ」がテーマ。会場には小学校などから借りたプランターを並べたり、花を飾った顔出しパネルで記念撮影してもらったり。お母さんにプレゼントするための花で作るプードルや押し絵、イ草コースター、うちわなどのワークショップも行った。
サプライズもあり、仕掛け人は国定勇人市長自ら。「うたごえ屋」と称したブースでギター演奏を披露した。昨年、クラシックギターを始めたばかりで、ひょんなことから友人5人と三条マルシェで演奏することに。練習を重ねた覚えたての2曲を3回、演奏して大きな拍手を受け、「市長さん、何でもできるんだね!」と目を丸くする人もいた。
また、10月開催まで5回の三条マルシェでロールプレーイング風のウオークラリーのような「まちなかクエスト」は、150人の目標のところ140人が参加した。会場でクイズの答えて「勇者の書」に記入し、正解すると最後に「ふっかつのじゅもん」を手に入れる。
それを専用のカードに記入し、5回すべての「ふっかつのじゅもん」を手に入れると最後に景品がもらえるという趣向で、子どもたちは「勇者の書」を手に会場を忙しく行き来していた。ただ問題にすべて正解したのは16人しかなく、次回以降はルールの変更が必要なようだ。
客の出足が早く、飲食関係は開店早々から行列ができる人気だった。ただ、5月は例年ならシーズンの皮切りの三条マルシェだが、ことしは4月初めに三条別院の子ども御遠忌で三条マルシェを同時開催し、2回目になったこともあるのか、昨年5月の2万7,800人を下回った。