燕市は7日、旧吉田庁舎を改修して燕市子育て総合支援センター「すくすく」や学習室を設置、燕市社会福祉協議会などが入居した「燕市民交流センター」をオープンした。
午前10時から正面玄関前でオープニングイベントを行い、県議や市議など約30人が出席。鈴木力市長はあいさつで、館内に新設した燕市子育て総合支援センター「すくすく」は、「子どもたちにとって大人気の施設になるのではないか」、同センターは「地域の方々の活動を含めて市民活動の拠点として大いに期待できる」と話し、県議、市議と5人でテープカットを行った。
館内を見学したあと10時半から燕市子育て総合支援センター「すくすく」の入り口前でオープニングイベントを行い、幼児とお母さんで一緒にひもを引いてくす玉を割った。
燕市の新庁舎が一昨年に完成したのに伴い、旧吉田庁舎を改修して燕市民交流センターとして活用することしにした。旧吉田庁舎の施設整備事業費は約5億1,600万円。
1階には「すくすく」を新設し、1階と2階に燕市社会福祉センターが入居。このほか、燕地区保護司会、おでかけきららん号予約センター、燕市在宅医療・介護連携支援センターが入居したほか、3階には学習室や多目的ホールを設置。また、外部車庫には6月6日から営業の農産物直売所を設置し、毎週火曜と土曜の午前10時から地元の農産物などを販売する。
オープンを記念して多目的センターでは、この日から13日まで燕市美術協会(幸田顕会長)の主管で会員作品展「RE:born(リボーン)」を開いており、同協会会員84人のうち60人近くが合わせて60点を出展。玉川宣夫さんの木目金を施した「木目金四分一香炉」、銀香炉、日本美術院特待の日本画家、穂苅春雄さんは「寒気(かんき)」をはじめ、燕市美術界の粋を集めて展示している