10日、燕三条地場産業振興センターで行われた三条市合併10周年記念式典の第二部は、記念コンサートが行われ、三条市出身のジャズプレイヤーTOKUさんが母校三条市立第二中学校吹奏楽部(野島萌々部長)と合同演奏を披露し、約1,000人が来場した。
TOKUさんはシンガーでフリューゲルホルン奏者でもある。国内の有名ミュージシャンはもちろん、米国のシンディー・ローパーのアルバムやツアーに参加するなど世界で活躍している。故郷三条市でもこれまでに2度、コンサートを行っており、地元ではおなじみだ。
今回はベース、ピアノ、ドラムと4人編成のTOKU BANDで演奏を披露したが、その前に第二中吹奏楽部と共演し、4曲を披露した。TOKUさんも第二中では吹奏楽部に入部した。TOKUさんは長い髪を後ろに束ね、黒と白の衣装で登場。部員との共演はさながらビッグバンドジャズ。部員はセーラー服のこともあって映画『スウィングガールズ』のワンシーンを再現しているようだった。
スタンダードナンバーの「in the mood」では、部員が順番に次々とソロをとるという趣向も。「みんなすばらしいソロを考えてくれた」とTOKUさんも驚くほど、ジャズフィーリングにあふれたメロディーを奏で、スポットライトを浴びてスイングしていた。