燕市と東京ヤクルトスワローズのコラボレーションで生まれた同市東太田地内の農業体験田「スワローズ・ライスファーム」の田植えが17日行われ、首都圏から日帰りツアーに参加した45人をはじめ、地元からも70人余りが参加してスワローズのマスコットキャラクター「つば九郎」と一緒に田植えを体験した。
燕市は、2012年にスワローズライスファームを開設してから春に田植え、秋に収穫の年2回の農業体験イベントを行っている。今回のツアー客は、観光バス1台で正午にJA越後中央燕支店に到着。家族連れや友だちと参加した女性が多く、昼食を食べてから田植えを行った。
青空が広がって正午の気温は三条で21.3度のさわやかな陽気に恵まれた。ツアー客がご飯を食べている間に行われたジャンケン大会からつば九郎も参加。ツアー客も参加して開会式、記念撮影のあと、田植えを行った。
水を張った田んぼにはだしで入り、冷たくてぬるっとした感触に「きゃっ!」と声を上げた人も、気が付けば田植えに熱中。腰を曲げて手で苗を植える昔ながらの田植え作業に時間を忘れ、「もっとやりたいかも」と笑顔だった。
つば九郎は常にファンに囲まれる人気で、ファンを田んぼに突き落とそうとするなど、いつもながらのやんちゃぶりを発揮。苗が無くなった人につば九郎が苗を投げてあげたが、そのコントロールの良さに思わず拍手が上がり、スワローズのマスコットキャラクターの面目躍如だった。