燕市・吉田地区まちづくり協議会(浜田敏子会長)は、このほど燕市吉田下町、天満宮で春の「ふだん着でお茶を楽しむ会」を開き、あいにくの雨だったが春の花が彩る境内で野だてを味わってもらった。
吉田地区まちづくり協議会は2005年に発足。以来、当初は年2回、近年は年1回、地元の天満宮の環境を生かして気軽に茶を味わえる「ふだん着でお茶を楽しむ会」を開いており、今回で14回目になった。
地元吉田中学校と吉田高校の生徒が点前(てまえ)やお運びを担当。公民館子ども茶道教室の生徒や華道の先生が境内に生け花を飾った。昨年から参加者から書いてもらった俳句を飾っている。
雨でいす席の茶席にはテントを張り、お運びの生徒は制服の上に雨かっぱ、傘を差してもらった茶を運んだ。大変だったが、雨も趣向と思えばまた一興。境内の池には雨滴がつくる波紋が広がり、紫のフジの花や雑木の新緑が色鮮やかさを増して、地元から訪れる参加者が切れ目なかった。