燕市・吉田北地区まちづくり協議会(浜田勝人会長)による、ご当地ヒーロー「方言戦隊メテオレンジャー」が誕生。夏の北地区ふるさとまつりでの本格デビューを前に16日に 燕市新保地区で行われた田んぼアートの田植えに登場し、一足早くお披露目した。
戦隊は5色の5人編成でそれぞれにテーマがある。赤は「“希”望」、黄は「“笑”い」、緑は「“愛”」、ピンクは「“優”しさ」、青は「“勇”気」。それぞの頭文字の漢字を胸の星形のマークに刺しゅうする。
設定は1837年(天保8)に吉田北地区の富永地内に落下した米納津隕石にちなむ。国内で3番目に大きい隕石で、石質隕石では国内2番目の大きさを誇り、東京・国立科学博物館に収蔵されている。
それちなんで流星の意味の“メテオ”にちなんで「メテオレンジャー」。それぞれの頭には流星をイメージしたマークがあり、ベルトのバックルにはメテオの頭文字の“M”をデザインした。
彼らは地球よりも文明が発展した地球に良く似た星に住んでいたが、欲望によって武器が生み出され、暴力や犯罪があふれかえり、愛は憎しみに変わって星は破壊されてしまった。その星のかけらが時空を超えて地球に引き寄せられ、隕石としてたどり着いた。2億年もの間、眠り続けていた“メテオライト”は、滅びつつある地球を救うため、メテオレンジャーとして復活した。
「海の日」の7月20日に吉田北体育文化センターで行われる北地区ふるさとまつりで本格デビューし、ショーも披露する計画だが、16日に田んぼアートの田植えは一足早いお披露目で、設定もかたまっていないこともあり、ひとこともしゃべらなかった。それでも出席した来賓らがすすんで一緒に記念撮影するなど評判は上々だった。
昨年の北地区ふるさとまつりのあと、何か新しい目玉になる出し物を、さらに地元の子どもたちから愛されるキャラクターがほしいと、ご当地ヒーローをつくることになった。当初は衣装を手作りする案もあったが既製品もそれほど高価ではないことがわかり、既製品をカスタマイズした本格的なヒーローになった。“方言戦隊”と名乗っていることから、方言を多用することになりそうだが、これから設定を詰めていく。