19日から24日まで6日間に渡って真宗大谷派三条教区・三条別院=三条市本町2=で営まれた宗祖親鸞聖人(しんらんしょうにん)七百五十回御遠忌法要は最終日の24日、真宗大谷派を代表する大谷暢顯門首(おおたにちょうけんもんしゅ)も訪れ、約270人による行列が行われた。
法要の最後を締めくくる結願(けちがん)日中法要を前に、建物の外で行われる“庭儀(ていぎ)”として午前9時半に行列が出発した。本山からの僧りょをはじめ稚児など約270人で行列を編成。雅楽が響く中、五色旗を先頭に西門を通って大通りへ出たら東へ進み、本寺小路から参道を抜けてそのまま真っすぐ本堂へ入った。
続いて境内の鐘楼堂前から朱傘に守られた鍵役の信明院殿、さらに大谷暢顯門首が行列を締めくくるように本堂へ。雲ひとつない青空が広がり、三条の午前10時の気温は24.2度の汗ばむ陽気。通りや境内の参拝者は、行列や門主の姿に手を合わせていた。
初めて三条別院を訪れた市内の50歳代の女性は、「うちはお西ですが、宗祖は同じ親鸞さん。50年に1度のありがたいことなので」と参拝していた。