24日を宵宮に25日は燕市吉田下町、吉田天満宮の大祭。本町通りから学校町通りにかけて198もの露店が並び、24日は大勢の人出でにぎわった。
吉田天満宮は、「天神」とも呼ばれ、学問の神とされる菅原道真を祭る。拝殿や境内の右奥の本殿に道真像を安置する。祈願の記念に祭りで植木を買い求め、その木が成木するころに祈願成就するといわれ、「吉田の植木祭り」の別名もあり、植木を販売する店が目立つ。
ことしは昨年より3つ多い198店が通りにずらりと並んだ。宵宮前の23日は、吉田地区の小学校で運動会が開かれ、25日はその代休。翌日が休みとあって夜になるとどんどん子どもたちが増えた。
日中は青空が広がって三条で最高気温27.8度の初夏の陽気だったが、日没とともに過ごしやすくなり、浴衣を着た子どもたちにもちょうど良かった。
夕方から境内では吉田天満宮奉賛会による神事が行われ、舞台では踊りやカラオケも行われた。参拝客は拝殿の道真像に手をあわせてお神酒をいただく。参道に延びる参拝客の行列は100人を超すこともざらだった。裏通りの燕市吉田ふれあいセンターと観音寺では大祭にあわせて2日間、池坊の華道展が開かれている。