三条市歴史民俗産業資料館で三条市名誉市民の人形工芸作家、鶴巻三郎の没後10年を記念した鶴巻三郎展 (2015.6.4)

三条市歴史民俗産業資料館は、9日から7月26日まで同資料館で三条市名誉市民の人形工芸作家、鶴巻三郎（1908-2005）の没後10年を記念した鶴巻三郎展を開く。

9日から7月26日まで三条市歴史民俗産業資料館で開かれる鶴巻三郎展のポスター

鶴巻三郎は1908年（明治41）に今の三条市神明町に生まれた。三条商工学校（今の三条商業高校）を卒業し、35年に紙塑（しそ）人形の制作方法を創始。37年に三条市出身の染色工芸作家で東京芸大教授だった広川松五郎に師事した。

65年に日展審査員、66年に同会員、67年に日本現代工芸美術展審査員となり、74年に三条市文化功労者表彰を受けた。78年には新潟県美術家連盟理事長に就任、勲五等双光旭日章を受章。83年に現代工芸美術家協会理事となり、84年の第23回日本現代工芸美術展で文部大臣賞を受賞。2002年に三条市名誉市民となり、05年6月12日に97歳で死去した。

生前に鶴巻三郎の個展は1995年に同資料館、2000年に新潟市西区・雪梁舎美術館で開かれて以来、15年ぶり3回目となる。展示作品は約30点で、鶴巻三郎の青年期から晩年までの作品を展示し、創作の歴史や変遷を味わってもらう。

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