日本六角巻凧発祥の地の三条市で6、7の2日間、ことしも三条凧(いか)合戦が開かれる。三条防災ステーションを合戦場に20の凧組が空中戦を繰り広げる。
三条凧合戦は、毎年6月の第1土、日曜に開かれている三条の名物行事。同日程の白根大凧合戦と今町・中之島大凧合戦とともに本年3月、3つの凧合戦を合わせた「越後の凧合戦習俗」として県の無形民俗文化財(風俗慣習)に登録された。
三条の凧は、横骨2本と中骨1本のタケ3本と和紙でできており、中骨を抜いて芯にしてくるくると巻くことができることから「六角巻凧」と呼ばれる。
ことしも合戦初日の6日は、20の凧組が10組ずつ赤白に分かれ、正午から午後1時までの昼食休憩をのぞいた午前9時から午後4時まで合戦を繰り広げる。
翌7日は、午前9時から開会式のあと午前中はアトラクションなどを行い、午後1時から4時まで凧合戦。県の無形民俗文化財となって初めての開会式には、泉田裕彦県知事が初めて参加する。
9時半から子ども凧合戦、10時40分からアトラクションで、三小相承会の和太鼓、きらきら保育園の和太鼓、一ノ木戸小学校児童による三条凧ばやしが披露される。11時半から小凧抽選会を行う。
両日とも午前10時から午後4時まで、各種凧グッズや物産販売、飲食コーナーが出店。だれでも自由に凧揚げを楽しめるスペース「自由凧揚げ広場」も開設する。