大相撲・伊勢ヶ濱部屋の伊勢ヶ濱正也親方と5月場所で優勝し大関に昇進した照ノ富士関の2人が5日、「越後之國やひこ相撲の郷プロジェクト実行委員会」の設立総会に参加するために来県し、あわせて「越後之國伊勢ヶ濱部屋後援会」の副会長を務める三条市の外山産業グループ(外山晴一社長)を表敬訪問した。
弥彦神社御遷座百年記念事業のひとつとして8月に相撲場開きが行われ、横綱日馬富士関の奉納土俵入りが計画されている。それを機に弥彦を相撲文化発展の中心地に育てることを目的とした「越後之國やひこ相撲の郷プロジェクト」の設立総会が5日、弥彦総会文化会館で開かれた。そのゲストの2人が訪問した。
午後1時半ころ、同グループの社員や取引先、近所の人など約300人が(株)グリーンライフ=三条市南四日町3=社屋前で出迎えた。スーツを着た伊勢ヶ濱親方と緑の浴衣の照ノ富士関が乗ってきたマイクロバスを降りると大きな拍手が起こり、「照ノ富士関 優勝おめでとう」のかけ声と横断幕、万歳三唱で歓迎した。
外山社長と懇談したあと、同社のショールームを見学した。今回の来訪は、千秋楽のあとに同社の製造するバーベキューコンロやホースリールなどを賞品として提供していることなどから、伊勢ヶ濱親方から会社を見てみたいとのリクエストがあった。
外山社長は、照ノ富士関の来訪を「時の人が来てくれた」と喜び、「越後之國伊勢ヶ濱部屋後援会」は泉田裕彦県知事が名誉会長を務めることからも、「越後之國やひこ相撲の郷プロジェクト」など盛り上がりに期待した。