三条造園建設業協会(西村達弥会長・5社)は11日、三条市吉田、広域養護老人ホーム「県央寮」(入所者86人)で敷地内のサクラを中心にせん定のボランティアを行った。
同協会は植木産地で知られる保内地区と下田地区に造園業者5社で構成。毎年、ボランティア活動として庭木のせん定作業など仕事の技術を生かしたボランティア活動を行っており、ことしで5年目になった。
毎年、作業を行う場所を変えており、昨年は燕三条地場産業振興センター近くの三燕みどりの森公園で行った。ことしは三条市などとも相談するなかで、「県央寮」を選んだ。「県央寮」としては、せん定などの作業の予算化はどうしても後回しになりがちだ。
「県央寮」は前庭を中心に約20本のサクラが植えてある。昨年12月の大雪でほとんどのサクラに枝折れが見られた。「県央寮」前の県道大面保内線の近くまで伸びた枝もあり、折れた枝が道路上に落ちる可能性もある。
作業には同協会の各社から5人が参加し、はしごも届かないような場所はトラッククレーンを使ってチェーンソーで枝を落とした。強い日差しの下で丸一日がかりの作業だった。作業に参加した三条市下保内、齊藤六左園の演習、齊藤悟さん(45)は、「三条市内で仕事をさせてもらっているので、こうして地域に貢献できたらと思う」と話していた。