JAにいがた南蒲は13日朝、三条市興野3の同JA本店職員駐車場を会場に11月までの毎週土曜に軽トラックに積んだ農産物を直売する「なんかん育ち軽トラ市場」をことしもスタートし、新鮮な野菜などを求める買物客が押し寄せた。
軽トラ市場は、毎年6月から11月まで開催しており、4年目。ことしは、南蒲産の物や人などの集まる場所、ふれあいの場にしたいと昨年まで月2回だった開催日を毎週土曜日に増やし、開催時間も午後3時から午前9時の朝に変更。さらに、フリーマーケットの同時開催で農産物以外に幅を広げた。
初日13日は、軽トラック9台とフリーマーケットなどのテント5張りの14の出店があった。買物をした先着100人に同JAのプレミアムコシヒカリ「難関突破米」2合のプレゼントがあったこともあり、買物客は、早い人で開始の1時間ほど前から来場し、販売開始の午前9時には200人以上が列を作っていた。
販売開始とともに買物客が出店者を囲んだ。野菜の販売では、キャベツ、ダイコン、ニンジン、スナップエンドウ、ソラマメ、玉ネギ、ネギ、シソ、レタス、オカヒジキなど採れたての野菜を手に取り、出店者は目が回らないのかと思うくらい次々と勘定をすませていた。
先着100人のプレゼントは、15分弱で終了し、野菜を販売していた出店者のなかには30分ほどで売り切れになった人もあった。
三条市嘉坪川から自転車で訪れた女性は「安いし、新鮮だし、生産者の顔も見えて安心」と、たくさんの野菜を自転車のかごに入れていた。昨年から直売所を利用するようになり、ことしも始まるのを待っていた。「朝の方が助かります。時間があえば毎週来たい」と話していた。
野菜のほかにもこの日は、下田地区のピュアハウスが花苗、みどりのカーテンプロジェクト大崎中学校CSPTA活動が野菜苗などを販売。笹団子やスルメを販売する人もいた。野菜の販売では、来週からトマト、エダマメも並びそうだ。農産物やフリーマーケットなど出店者を随時、募集している。
なんかん育ち軽トラ市場の営業は、11月28日まで毎週土曜の午前9時から11時まで開くが、売り切れたら終わる。また、天候によって内容を変更する場合もある。問い合わせは、JAにいがた南蒲本店総務部(電話:0256-36-5200)へ。