JR燕三条駅は14日、同駅で第2回燕三条駅県央祭りを開き、同駅を玄関口とする県央エリア各地の特色を生かしたイベントやE926形新幹線電気・軌道総合検測車両の通称「East i(イーストアイ)」の展示に大勢の来場者でにぎわった。
1階コンコースの特設ステージでは県央エリア芸能ステージとして、県央地域の太鼓や踊り、よさこいソーラン、加えて三条商業高校書道部による書道ガールズのパフォーマンスなどを行ったほか、県央地域のご当地キャラクターや加茂市のご当地ヒーロー、ミス雪椿も大集合した。
「East i」は13番線に展示。燕三条駅観光物産センター「燕三条Wing」では、縁日風屋台出店を行い、輪投げや射的、ワークショップや軽食の販売を行った。
同駅は昨年、弥彦線乗換通路リニューアルに伴って新潟デスティネーションキャンペーン(DC)特別企画のセレモニーにあわせて、初めて燕三条駅県央祭りを開いた。予想以上に好評だったのと、アフターDCの意味合いも含めて昨年に続いて開いた。
朝から家族連れや鉄道ファンがどっと訪れた。来場者は昨年より明らかに多く、とくに燕三条WINGの縁日風屋台は昨年並みの体制でのぞんだが人出が足りず、景品も正午ころに無くなって、慌てて買い出しに走ったほどのにぎわいだった。
「East i」は、路線の検査や測定を行う試験車。運行ダイヤは非公開なので、間近で見られることはめったになく、来場者の多くが「East i」も見学。内部は公開できないが、一部は窓のスクリーンを上げてあり、内部のパソコンやプリンターが配置されているようすを確認できた。
20歳代前半の長岡市から訪れた姉妹と友だちの20歳代前半の鉄子3人組は、JR東日本新潟支社のホームページで情報を見つけて訪れた。それぞれ1年ほど前に鉄道ファンになった。一眼レフカメラなどでいろいろな角度から「East i」をねらい、「ほかの車両と違って赤いのがいい」と目を輝かせ、磐越西線の「SLばんえつ物語」号が運転を再開したら乗車したいなどと話していた。