心と体と自然にやさしい店「マザーネイチャー」(平田梢代表・三条市旭町1)と燕市の非営利団体「はっぴーザウルス」(深海寛子代表)は7月5日、燕市関崎、重蓮寺で国内のシュタイナーアートの第一人者、としくらえみさんを講師に「シュタイナーアートの絵と手仕事教室」を開く。
午前10時半から11時半まで子ども対象、午後1時から3時までおとな対象に開く。子ども対象はぬらし絵と羊毛遊びのアートワークショップ。ぬらし絵は青、黄、赤の3色の透明水彩絵の具で絵を描いて色のにじみを楽しみ、羊毛遊びは石けん水で羊毛を丸めて遊ぶ。新潟市・「マリールゥ」の動物性・小麦不使用のマクロビ弁当が付いて2,700円。
おとな対象は、ぬらし絵と透かし絵のワークショップと「シュタイナーから学ぶこどもの育ちの中のアートの役割」をテーマにしたお話会。透かし絵は、光りを当てて透かして見る絵で、アートセラピーにも活用される。参加費は同じくマクロビ弁当付きで4,080円。また、教室のあとに、としくらえみさんを囲んで予約制の夕食会も計画している。
シュタイナーとはオーストリアに生まれた哲学者、ルドルフ・シュタイナー(1861-1925)のこと。提唱した思想を教育、医療、農業、建築などさまざまな分野で実践した。そのひとつがアート。
としくらえみさんは京都に住み、シュタイナーのぬらし絵と手仕事のクラス「キンダーライム」を主宰。書家で芸術療法士でもあり、海外で芸術療法を学び、自宅でぬらし絵と手しごとクラスのほか、各地でワークショップを開き、シュタイナーアートの第一人者として書籍も数多く出版している。
「マザーネイチャー」の代表、平田梢さんは以前、としくらえみさんのワークショップに参加して魅了され、ことし4月、京都のとしくらえみさんのもとを訪ねた。シュタイナーアートのすばらしさを再確認し、今回の教室を企画したもので、としくらえみさんのワークショップは新潟県内では初めて。
子ども、おとなともそれぞれ定員20人で参加者を募集したがすぐに定員に達したため、定員増員した。平田さんは「透かし絵は自分で描いた絵で自分の心を整えるもの。子どもよりむしろおとなの方が大切」と言い、「この教室を今後も定期的に開催できたらいい」と話している。参加申し込みや問い合わせは「マザーネイチャー」(電話:0256-55-1427)へ。