“笛人”こと燕市PR大使でフルート奏者の本宮宏美さん(30)は18日、昨年に続いてコンサートの収益から10万円を燕市内の小中学校の楽器の購入やメンテナンスに充てる基金にと燕市に寄付した。
本宮さんは所属する音楽事務所「オトノハコ」=新潟市=の笠原厚浩社長と2人で午前9時に市役所を訪れ、本宮さんから鈴木力市長に寄付を包んだのし袋を手渡した。
本宮さん一昨年開いたコンサートの収益から10万円を年が明けて昨年、燕市の子どもたちの育成を目的とした燕市子ども夢基金に寄付し、「笛人本宮宏美 夢を奏でるこども基金」として積み立ててもらった。
ことしも6月に開いたコンサートの収益から昨年と同様に寄付したもの。ことしは地元戸隠神社の春祭りと重なって、横町万灯組による「伊勢音頭」にフルートで共演。アンコールでは東京ヤクルトスワローズのマスコットキャラクター「つば九郎」が登場する特別なコンサートとなった。
本宮さんは横町万灯組との共演に「今度はしの笛で参加したい」、「万灯の演奏に母の世代は懐かしくて涙が出てきたと言っていた」。さらに「つば九郎のファンもそのままコンサートに来てくれた」と振り返り、コンサートの成功を喜んだ。
ことしもコンサートを鑑賞した鈴木市長は「MCが少しおとなっぽくなったかな」と評価し、すっかり本宮さんのファン。本宮さんは「演出も入ってもらい、いろんなヒントもいただいていつもより落ち着いて話せた」と答えた。
本宮さんのバックでギターも弾く笠原社長は「今後もパワーアップした姿をご覧いただけるよう頑張っていきたい」と話した。