第8回三条クラフトフェア in 槻の森が20、21の2日間、三条市槻の森運動公園の芝生広場で開かれており、全国のクラフト作家186組の作品が並んだ会場は、県内外の来場者でにぎわっている。
三条クラフトフェア実行員会(田巻勇一実行委員長)が三条市と共催。2008年に三条市北五百川、八木ヶ鼻オートキャンプ場で始まり、今回で8回目。昨年は約4万人が来場した。
今回も木工、ガラス、陶磁器、和紙、染色、金属、編み組、切り絵、布、皮革、アクリル、キャンドル、漆などさまざまなジャンルのクラフトマンが参加。作品の販売、実演、体験を行っている。
開場の2時間前には県外ナンバーの車も駐車場に止まり、午前10時の開場を待たずに会場周辺には大勢が訪れた。
帽子やタオルなどで日よけ対策をした来場者は、芝生広場いっぱいに並ぶテントを見て回り、気になる作品を見つけては、作品について質問したり、「どこからいらしたのですか?」など作家との会話も楽しんでいた。
「おれ、これ買う!。このブルーいいよね、酒がうまくなりそう」とガラスのぐいのみを手に笑顔の若い男性、「これかわいいね、これもかわいいね」と友人と陶磁器を選ぶ女性、「いいなあ、おれの好きなバイク」と小さな木工の車を夫婦で見ていた年配の男性、「じゃあ1時間後にここでね」と待ち合わせをする家族など、小さな子ども連れた家族連れ、年配の夫婦、若いカップルなど幅広い年齢層の来場者が、それぞれのペースで会場内を回っていた。
体験も受け付けているテントも数多くあり、クラフト作家になった気分で世界にひとつの作品を作る楽しさも味わっていた。
前日に梅雨入りしたこの日、蒸し暑さもあるものの、木陰では気持ちのいい風も吹き、日かげを探してかき氷や焼きそば、カレーライスなどを食べながら休憩しする人も。
2日目の21日も午前10時から午後4時まで。会場周辺に駐車場は用意しているが、混雑も予想されることから、無料のシャトルバスの利用を呼びかけている。シャトルバスは、午前9時半始発で三条市役所、東三条駅、会場を結ぶもので、15分から30分間隔で運行している。時刻表や臨時駐車場の案内は、三条市のホームページでも紹介している。