私たちの三条市をつくる市民の会は23日、この日に行われた「パルム」事務所の売却に関連する株主代表訴訟事件の第10回口頭弁論について会見し、内容を説明した。
「パルム」事務所の売却に関連する株主代表訴訟事件(責任追及等の訴え)の口頭弁論が23日午前10時から新潟地方裁判所三条支部で行われた。
この裁判は、三条市の商業施設「パルム」を運営していた三条昭栄開発株式会社の株主の男性が原告となり、同社社長の国定勇人三条市長に対し、同社事務所の売却に関連して同社に損害を与えたなどとして損害賠償責任を求めているもの。
前回から裁判官が交代し、前回はどこが問題点なのかをきちんと確認し、何を判断すべきか考えたいとしており、今回、原告側に売買代金の鑑定書の合理性、被告側から賃料を決めた経過の提出された書面を確認しながら、争点を確認した。
さらに、売買代金について、清算を前提とした会社と一般的な会社では違いがあるのか専門家の判断を聞きたい、また、市職員のかかわりについての根拠や職務専念義務についてなどをさらに確認したいとして、次回は、争点や証拠をまとめることを目的に非公開で行う弁論準備手続を8月10日に開くこととした。