昨年度まで2年間、つばめ若者会議のファシリテーターを務めた株式会社studio-Lがかかわる全国のまちづくりに取り組む人たちが集うイベント「今宵サミット」が12月5、6の2日間、燕市で開かれることになり、まだ半年以上も先だが、燕市に誘致したつばめ若者会議は、すでに本格的な準備を始めた。
12月5、6の2日間、燕三条地場産業振興センターをメーン会場に「今宵サミット in 燕」が開かれる。2日間とも全員参加のサミットと希望者参加のオプションを繰り返すようなスケジュール案だ。
コンセプトは、全国から集まる参加者に、燕市での楽しい思い出を土産に持たせること。サミットパートを担当するサミット班、オプションパートを担当するオプション班、ポスターや雑誌のデザインなどで情報発信を担当するデザイン発信班の3つの班に分かれて準備、運営する。
11日は市役所で初めて今宵サミットに向けた全体会議を開き、メンバー19人が出席。昨年、群馬県富岡市で開かれた今宵サミットに参加したメンバーが状況を話すなどして基礎情報や意識を共有した。これからは毎月、全体会議を開いて進ちょく確認などを行って当日を迎える。
「今宵サミット」は、コミュニティーデザイナー山崎亮さんが代表のstudio-Lが香川県観音寺市で取り組む観音寺まちなか再生プロジェクトをきっかけに始まった。プロジェクトのメンバーのひとりが毎晩のようにフェイスブックで「今宵も始まりました」と晩酌の写真をアップしたのに端を発し、ほかのメンバーも同様にアップするようになってUstream番組も生まれ、studio-Lがかかわった全国各地のまちへと広がった。
全国の仲間たちがオフラインでつながる場として一昨年、観音寺市で初めて「今宵サミット」が開かれ、続いて昨年は富岡市で開催。その会場でつばめ若者会議のメンバーがプレゼンテーションを行って燕市への誘致に成功した。