交流を深める燕市と山形県南陽市が相互応援協定を締結、単独自治体との協定は燕市は3カ所目、南陽市は初めて (2015.6.29)

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燕市は25日、山形県南陽市と相互応援協定を締結した。燕市の自治体との相互応援協定は南魚沼市、福島県南相馬市に続いて3カ所目。

相互応援協定を締結して握手する鈴木燕市長(左)と白岩南陽市長(燕市提供写真)
相互応援協定を締結して握手する鈴木燕市長(左)と白岩南陽市長(燕市提供写真)

午後1時半から南陽市役所で締結式を行い、燕市の鈴木力市長と南陽市の白岩孝夫市長が協定書に署名した。

白岩市長のあいさつで、南陽市も2年続きの記録的な大雨で吉野川や織機川のはん濫や土砂災害で甚大な被害が発生したことにふれた。1967の羽越水害以降、半世紀にわたって大きな災害を経験していないなかでの豪雨災害で、国や県の指導を受けて災害復旧を急ぐとともに、防災マニュアルの整備や迅速な情報伝達手段の構築などの対策を進めている。

県外の単独自治体との協定は初めてで、「先進市の燕市からさまざまな形でご指導をいただきたい」。また、難病で若くして亡くなった燕南小学校卒業の岡村可奈子さんの詩に南陽市のシンガーソングライター、須貝智郎さんが曲をつけた『笑顔を忘れないで』で両市の交流が深まり、「これをきっかけに3年前から産業や観光の分野で相互交流をしているが、このたびの協定締結を契機に今後の交流がさらに発展することを切に希望する」と述べた。

出席者で記念撮影(燕市提供写真)
出席者で記念撮影(燕市提供写真)

鈴木市長はあいさつで、燕市はこれまであまり大きな災害を受けていないが、市民に自主防災組織の設置を呼びかけ、市役所に防災課を新設するなど地域防災力の強化に取り組んでおり、東日本大震災を想定すると広域的な連携、避難の関係をつくることが大切なことから、同じ災害が起きたときに同じダメージを受けない遠隔地である南陽市と協定締結を進めたことを話した。

「すぐに行動がとれるという意味でも今まで積み重ねてきた市民交流すごく大切」で、「これまで重ねてきた交流をさらに今回の協定によりきずなを強くし、ますます平時の交流、そしていざというときの助け合い、そんな構築が関係協力ができればいい」と述べた。

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