三条クラフトフェア実行委員会は6日、「第8回三条クラフトフェア in 槻の森」の出店者が寄付した作品を販売したチャリティーの売り上げなど約26万円を三条市の福祉のために役立ててほしいと寄付した。
午後2時過ぎに同実行委員会(委員11人)の高橋恒夫会長、広報の長谷川順子さん、佐藤光信さんの3人が市役所を訪れ、国定勇人市長に合計25万8,500円の善意の入った箱を手渡した。
国定市長は、売り上げそのままの小銭も入ったずしりとした善意を受け取ると「重いですね。大切に使わせてもらいます」と、感謝した。
ことしの三条クラフトフェアは6月20、21の2日間、三条市総合運動公園の芝生広場で開かれ、約4万人が来場した。同実行委員会のアンケートによると、地域別の来場者は市内56%、県内34%、県外5%の内訳だった。
出店者は、全国520の応募者の中から厳選した188組のさまざまなジャンルのクラフトマン。チャリティーを呼びかけたところ、約8割の出店者が趣旨に賛同して作品を寄付し、特設コーナーで2日間に分けてチャリティー価格で販売した。
同実行委員会は毎年、チャリティーコーナーを設置しており、これまでも東日本大震災で避難している人たちや開催地の三条市のために役立てててもらおうと寄付を続けている。
今回もチャリティーの売り上げすべてと、三条市内の14件の飲食ブース出展者から寄せられた善意も加えた。