18、19日に燕市燕地区で開かれる「飛燕夏まつり」の行事のひとつ、みこし渡御に向けて、燕1000人みこし実行委員会は4日、燕の技術で作り上げた金、銀、鎚起の3つのみこしの清掃を行った。
午後3時から銀みこしと鎚起みこしの2基を展示、保管している燕三条地場産業振興センターに金みこしも運び込み、実行委員の男性ばかり約50人が参加した。
手分けしてほこりを払いながらからぶきをしたり、銀と鎚起は部分的に磨き粉をつけて磨いたり、1時間余りかけてていねいに1年間の汚れを落とした。
くすみがとれて、金色や銀色が光るみこしを見ながら、「みんなのみこしを大勢の人に見てほしい」と、まつりの成功を願った。
燕1000人みこしは平成2年に始まってことしで26年目。最初の年に半てんを作り、次の年から、彫金や鎚起銅器、金属加工など燕の技術を駆使して鎚起みこし、その次に銀みこしを製作。続いて、市民からの浄財を集めながら数年かけて金みこしを製作。3基のみこしは、市民が協力して作った燕の財産だ。
燕1000人みこし実行委員会では、「飛燕夏まつり」本番でみこしを担ぐ一般参加者を募集している。問い合わせは、燕商工会議所内飛燕夏まつり協賛会(燕商工会議所・電話:0256-63-4116)へ。