三条、燕、加茂、田上、弥彦の県央地域5市町村は8日、「県央基幹病院設置に係る道路等環境整備促進期成同盟会」を設立。平成30年代の早い時期を目指すとされる救命救急センターを併設した基幹病院の早期開設に向け、5市町村が一致団結し、道路など環境整備の実現に関する事業などを行う。
三条市が発起人となり、午後1時半から市役所で設立総会を開き、5市町村の首長と議会議長が出席。同盟会規約を原案通り決め、役員の選任では会長に国定勇人三条市長、副会長に鈴木力燕市長と小池清彦加茂市長、監事に佐藤邦義田上町長と小林豊彦弥彦村長を決めた。
このほか、平成27年度事業計画案と収支予算書案、負担割合についてすべて原案通り決めた。
事業計画では、国道289号バイパス整備と(仮称)石上大橋下流橋建設の促進、国道403号バイパス整備の促進、各地域からのアクセス道路整備の促進、県央基幹病院周辺の環境整備の促進の4項目。9月下旬ころに道路等環境整備総決起大会を開く。
同会は、新潟県が「JR燕三条駅・三条燕インターチェンジ周辺に救命救急センターを併設した基幹病院を平成30年代のできるだけ早い時期に開院できるよう進める」と平成26年8月に発表した「県央基幹病院の整備に向けたアウトライン」を受けて、各所で発生する慢性的な渋滞の改称に向けたアクセス道路などの環境整備が必要不可欠として、道路をはじめ、上下水道などの社会インフラの環境整備を促進しようというもの。
国定市長は、会長就任のあいさつで、「一致団結して運動を展開していくことが何よりも増して肝要だと思っております」と協力と支援と指導を求めた。