三条市は、シティセールスの一環で市の特産品やイベントをデザインした「市の名刺」を作成した。行政で活用するだけでなく、企業の出張や県内外の来客とのあいさつなど市民の活用も歓迎している。
名刺デザインは4種類。平成27年度の夏、秋、冬のシーズンバージョン3種と5月から翌年2月まで平成27年度全体のイベントを掲載した通年用の1種があり、一般的な名刺サイズのカラー両面印刷だ。
いずれも「三条市」とある表面は、季節ごとのイベントや特産品の写真で構成。裏面は「夏のイベント」なら栄ふるさとまつりや三条夏まつり、「冬のイベント」ならハクチョウの飛来時期や本成寺鬼踊りなど、イベント名と開催日、さらに三条マルシェの開催日も掲載する。
表面の写真は、「夏のイベント」では、笹団子や三条凧合戦、市内3地区夏まつり、包丁などの刃物や大工道具などを掲載。「秋のイベント」では、紅葉の八木ヶ鼻、燕三条工場の祭典、ブドウ「シャインマスカット」、北五百川の棚田など。「冬のイベント」では、三条カレーラーメン、献灯祭、本成寺鬼踊りなどのひとこまなど、1枚の名刺に9枚前後の写真で構成する。
担当の営業戦略室によると、三条市への定住、定着の促進のツールのひとつとし、三条市のPRとして職員が活用する。三条商工会議所や企業で、出張のときに自身の名刺とあわせて県内外の人に直接、手渡してもらい、イベントの話題や三条市のことを話の種にPRしてもらうなど、市全体でPRができたらと話しており、希望があれば配布する。
三条市の名刺は、すでに「これを入れた方がいい」、「こうした方がいい」などのアドバイスをもらっており、意見も聞きながら継続していく考えだ。問い合わせは、営業戦略室(電話:0256-34-5511)へ。