県央四医師会(会長・池田稔三条市医師会長)は9日、県央医師会応急診療所現況報告会を開き、昨年度の1年間の受診者は前年度より29人だけ増えて17,650人、1日平均は48.3人だったことなどを報告した。
同診療所は、夜間と休日にかかりつけ医に引き継ぐ外来診療を行い、入院治療や高度な医療が必要な救急患者に対して病院を照会する振り分け機能など、一次救急の診療を行う。三条、燕、加茂、見附市南蒲原郡の4医師会で組織する県央四医師会が管理、運営し、2009年4月の開所から7年目となった。
報告会は午後7時過ぎから三条市・餞心亭おゝ乃で開き、4医師会の医師や薬剤師、放射線技師、看護師、事務局、来賓の鈴木力燕市長、三条市長代理の吉田実副市長など95人が出席。平成26年度の診療状況や消防の救急業務の現況を報告した。
6年目の昨年度の受診者数は一昨年、昨年とほぼ横ばいの17,650人。市町村別の内訳は、三条市の10,221人(57.9%)を最多に燕市3,798人(21.5%)、加茂市1,242人(7.0%)、新潟市678人(3.8%)、田上町458人(2.6%)、県外402人(2.3%)、見附市294人(1.7%)、長岡市282人(1.6%)、弥彦村175人(1.0%)、県内他100人(0.6%)の順。
昨年度と比べて見附市と長岡市が入れ替わった以外は順番は昨年と変わらず、比率も大差なかった。救急車での搬入は、全体の2.2%の394人で、転送は306人だった。